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有料記事 向井光真 向井大輔2021年2月1日 9時27分 1月下旬、京都市中京区にある京都市保健所のオフィスで、保健師ら数十人が自宅療養中の新型コロナウイルス患者らに電話していた。 「体調はどうですか」「熱があってしんどいね」 健康状態を聞き取り、パソコンに入力していく。その間も、別の感染者らからの電話が鳴りやまない。
保健師は、感染者の行動などを聞き取って感染経路や濃厚接触者の特定を進めるほか、自宅療養者らに毎日電話をして健康観察もしている。情報は京都府の入院医療コントロールセンターに報告し、患者の受け入れ調整に役立てられる。特に、府内では感染者2人が年末年始に自宅療養中に亡くなっため、より詳細な情報を集める運用になっている。
20代の保健師は「一人一人の気持ちにゆっくり寄り添いたいが、時間が全くとれない」と話した。 昨年1月に府内初の感染者が確認されてから1年。医療関係者同様、保健師の激務が常態化している。 府内初の患者の対応にあたっ… この記事は有料記事です。残り746文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません